住宅ローンの返済方法

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返済方法は2種類

住宅ローン返済方法には、元利均等返済と元金均等返済の、2つがあります。

元利均等返済は、毎回の返済額が、いつも一定額になっています。
一方、元金均等返済は、ローン返済当初が一番返済額が大きく、その後少しずつ返済額が減っていきます。

これらの返済方法では、それぞれ次のような特徴があります。

元利均等返済

住宅ローンの返済で、一般的に利用されているのが、この元利均等返済です。その内容は、元金(住宅ローンの借入金)と、その金利の両方を調整し、毎回の返済額を同じにして、計画的な返済ができるようになっています。

このため、ローンの返済当初は、金利の支払い割合が大きく、なかなか元金が減らないデメリットがあります。

特に、返済期間が長い住宅ローンの場合は、元金均等返済よりもトータルの返済額が多くなります。

マンションのモデルルームや、住宅の販売センターで資金計算を依頼したときはほとんどの場合、この元利均等返済で計算したときの、金額になっています。

元金均等返済

住宅ローンの返済では、最近あまり利用されていない返済方法です。
元金均等返済では、元金(住宅ローンの借入金)を返済回数で等分に割って、それに金利分を加えて返済します。

わかりやすい例を上げると、100万円借りてそれを50回払いで、毎月返済すると仮定した場合、毎月の返済額は、100万円÷50回=2万円に金利分を上乗せした金額になります。

返済ごとに元金が確実に2万円ずつ減るので、それに伴って金利分もだんだん少なくなります。

このため、1回目の返済額が一番多く、返済回数が多くなるほど、返済額が少なくなるわけです。

元金均等返済では、元利均等返済よりも住宅ローンのトータルの返済額が、少なくなるメリットがあります。
もし、資金的あるいは収入的に余裕がある場合は、この返済方法を選んだ方がお得といえます。

ただ最近は、元利均等返済を利用する人が多いため、住宅ローンを扱っている金融機関では、元金均等返済が利用できないケースが多くなっています。





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