住宅ローン控除とは

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控除について

住宅を購入、あるいは新築して、住宅ローンを組むと毎月の返済で、家計に大きな負担となります。

住宅ローンの返済は、短い人でも10年〜15年、長い人では35年も返済が続きますので、いざ住宅を購入しようと思っても、なかなか決断できないのではないでしょうか。

そこで、その負担を軽くするために設けられているのが、住宅ローン控除の制度です。

この住宅ローン控除の目的は、購入者の負担を軽くするとともに、日本全体の経済の、活性化にもつながるものです。

従来の住宅ローン控除は、平成20年12月31日までに、住宅に入居した場合に、ローン残高に応じて所得税が、最高160万円が控除される仕組みになっていました。

しかし、平成20年を最後に住宅ローン控除が廃止され、平成21年以降は、ローン控除がなくなる予定でした。

そこで、引き続き住宅の購入や、新築をうながすために法律が改正され、平成21年から、新しい住宅ローン控除の制度が、スタートすることになりました。

今回の改正では、減税額が大幅に引き上げられ、10年間で最大500〜600万円が、所得税と住民税の両方から控除されることになりました。

ただし、いろいろな規則があるので、500〜600万円満額控除されるケースは、そう多いとはいえません。

とはいえ、これから一戸建て住宅やマンションの購入をお考えの人は、上手にこの新しい住宅ローン控除を活用したいものです。

控除と減税額の概要

平成21年から始まる住宅ローン控除では、新築の住宅、マンションや中古住宅の購入だけでなく、バリアフリーや省エネ、耐震の改修工事についても、法律の改正や延長があります。

新築や購入

1)長期優良住宅(200年住宅)

  ・控除対象・・・年末のローン残高の1.0〜1.2%
  ・1年間の減税額は最大60万円・・・所得税と住民税の合計額
  ・10年間で最大600万円・・・60万円×10年
*詳細は住宅ローン控除|長期優良住宅をご覧ください。

2)一般の住宅

  ・控除対象・・・年末のローン残高の1.0%
  ・1年間の減税額は最大50万円・・・所得税と住民税の合計額
  ・10年間で最大500万円・・・50万円×10年
*詳細は住宅ローン控除|一般住宅をご覧ください。

改修工事

1)省エネ改修

  ・控除対象・・・一定の省エネ、太陽光発電の改修工事
  ・省エネ改修のローン控除・・・減税額は最大60万円
  ・省エネ改修の特別控除・・・減税額は最大30万円
*詳細は、住宅ローン控除|省エネ改修省エネ改修|特別控除
  ご覧ください。

2)バリアフリー改修

  ・控除対象・・・一定のバリアフリー改修工事
  ・バリアフリー改修のローン控除・・・減税額は最大60万円
  ・バリアフリー改修の特別控除・・・減税額は最大20万円
*詳細は、住宅ローン控除|バリアフリー改修
  バリアフリー改修|特別控除をご覧ください。

3)耐震改修

  ・控除対象・・・一定の耐震改修工事
           減税額は最大20万円
*詳細については、耐震改修|特別控除をご覧ください。





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