住宅を増改築したときの控除_ローン控除

住宅ローン控除・減税額ナビ>住宅を増改築したときの控除

Q:所有している住宅を増改築したり、中古住宅を購入した
  ときでも、この制度を利用できますか?

A:
はい。一定の条件を満たしていれば、住宅ローン控除の対象になります。

中古住宅であっても、下表のように、新築住宅の購入や住宅の新築の場合と、変わりません。ただし、中古住宅の購入では、耐久性の心配があるため、次の2つの基準の内、どれか1つを満たしていることが必要です。

1)築年数

鉄筋コンクリート造などの耐火建築物では、建築後25年以内の住宅であること。それ以外の住宅では、建築後20年以内であること。

2)技術的基準

平成17年4月1日以後に購入した住宅で「一定の耐震基準に適合するもの」に関しては、築年数の制限はありません。

この、「一定の耐震基準に適合するもの」というのは
・その住宅の購入の日からさかのぼって、2年以内に耐震基準適合
 証明書に関する調査が終了した住宅。

・その住宅の購入の日からさかのぼって、2年以内に住宅性能評価書の
 耐震等級の評価が、等級1〜3である住宅。

<増改築・中古住宅購入での住宅ローン控除の条件>
ローンの返済期間 10年以上の返済期間のローンであること
入居 住宅の購入、竣工から6カ月以内に入居し、その後も毎年12月31日まで、住み続けていること
所得 控除を利用する人の、所得が3000万円以下
床面積 50u以上で、その内、普段の生活で使用する、居住部分が1/2以上であること
減税額 毎年、12月31日時点のローン残高に応じて、一定の金額が所得税と住民税の両方から、減税されます。

 ・1年間で最大50万円〜60万円
 ・10年間で最大500万円〜600万円
その他 以前住んでいた住宅や土地を売却したり、買い換えたりしたときに、損失があった場合は、その損失を最大3年間繰り越すことができます。




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